洗濯機が途中で止まる？放置は危険！よくある7つの原因と対処法

洗濯機が洗濯中に突然止まってしまう——日常生活でよくあるトラブルの一つですが、状況によっては深刻な故障のサインである可能性もあります。「電源は入っているのに動かない」「水が溜まったまま」「ドアが開かない」など、不具合の種類はさまざま。本記事では、よくある原因と具体的な対処方法を解説し、再発を防ぐための管理方法まで詳しく紹介します。

どんな時に故障を疑うべき？

以下のような症状が出た場合は、単なる一時的な不具合ではなく、内部的な問題の可能性があります：

• 電源は入るが、動作が再開されない
• 給水や排水の途中で停止する
• ドアロックが解除されたり、開閉エラーが出る
• 異音・振動・焦げたようなにおいがする

このような場合はすぐに使用を中止し、原因を確認することが重要です。

まずは電源まわりを確認する

最も基本的ですが、意外と見落としやすいのが電源関連の問題です：

• プラグがしっかり差し込まれているか？
• タコ足配線でブレーカーが落ちていないか？
• コンセント自体に異常がないか？ 他の家電で確認
• 漏電遮断器が作動していないか？

このような基本的な確認だけで、多くのケースは解決します。

センサーの故障が停止の原因に？

近年の洗濯機には複数のセンサーが搭載されており、1つでも異常があると安全のため動作が停止します：

これらの問題はユーザー自身での修理は困難なため、メーカーや修理業者に依頼しましょう。

排水不良で動作が止まるケースも

排水が正常に行われないと、次の工程に進まず動作が停止します：

• 排水フィルターの詰まり：定期的に清掃が必要
• 排水ホースが曲がっている／高すぎる位置にある：水が流れない原因に
• 排水ポンプの故障：動作音がしない、異音がする場合は要注意

排水不良は最も多い停止原因の一つであり、自己点検で対応できるケースも多くあります。

衣類の偏りによるアンバランス停止

洗濯物の偏りによってドラムの回転バランスが崩れ、安全装置が働いて停止することがあります：

• 毛布やバスタオルなど大型衣類を単独で洗っている
• 一部に偏って衣類が溜まっている
• ドラムが大きく揺れて機体が動いてしまう

対策としては、一時停止後に衣類を均等に配置し直し、再スタートするだけで改善することが多いです。

過熱保護機能が作動している可能性も

連続使用や通気性の悪い場所での使用により、内部のモーターや制御基板が過熱し自動的に停止するケースもあります：

• 長時間の連続使用
• 直射日光や高温環境下での使用
• 洗濯機の周囲が狭く、風通しが悪い

このような場合は、30〜60分程度電源を切って休ませた上で再起動してください。

制御基板のエラーや一時的な誤作動

電気的なトラブルやプログラムの誤作動によって、途中で制御が止まることもあります：

• 洗濯コースが途中でリセットされる
• 同じ工程で毎回止まる

このような場合、次の手順でリセットしてみましょう：

• 電源ボタンを5〜10秒長押しする
• コンセントを抜いて1〜2分放置後、再接続する

リセット操作で改善する例は少なくありません。

修理費用と所要時間（日本国内の目安）

※メーカー・地域・出張有無により変動あり。

故障を防ぐための予防策

トラブルを未然に防ぐためには、以下の点を心がけましょう：

• 排水フィルターは月1回以上清掃
• 洗濯物は詰めすぎず、均等に入れる
• 連続使用時は30分程度の間隔を空ける
• 設置場所の通気性を確保する
• 定期的にコンセントやケーブルの異常も確認

日頃のちょっとした工夫で、洗濯機の寿命を延ばし、停止トラブルの発生率を下げることができます。

まとめ：原因と対処の早見表

※△は自力で改善する可能性あり。再発する場合は業者へ相談

次のような場合はすぐに修理を依頼

• 電源が全く入らない、あるいは異音・煙が出る
• 毎回同じ工程で停止する
• 本体が異常に揺れる・振動が大きい
• 再起動しても改善されない

これらは深刻な故障である可能性が高く、放置すれば安全性にも影響を及ぼします。早めの点検・修理をおすすめします。