床が濡れている?それ、エアコンの水漏れかもしれません
暑い日にエアコンをつけていたら、室内機の下に水たまりができていたり、水滴がぽたぽたと落ちてくることはありませんか?それは故障ではなく、多くの場合は簡単な原因によるものです。このガイドでは、エアコンの水漏れの主な原因、解決方法、そして再発を防ぐための対策を詳しく紹介します。
エアコンから水漏れが起こる主な原因5つ
以下は、水漏れのよくある原因です:
- 排水ホースの詰まり
- エアコン内部で発生した結露水は、排水ホースを通じて外に排出されますが、ホコリやカビ、虫などが詰まっていると、水が逆流して漏れます。
- ドレンパンの汚れやひび割れ
- 結露水を受け止めるドレンパンが汚れていたり、割れていると、水がうまく排出されずに溢れ出すことがあります。
- エアフィルターの汚れ
- フィルターが汚れていると空気の流れが悪くなり、内部の冷却コイルが凍結します。これが溶けると大量の水が発生し、排水が追いつかなくなります。
- 冷媒ガスの不足
- 冷媒が足りないと適切に冷却できず、結露が多く発生して水漏れにつながることがあります。
- 室内機の傾き(設置不良)
- 壁掛け型エアコンが水平に設置されていないと、水が一方に偏って溢れやすくなります。
自分でできる水漏れ対処法
技術者を呼ぶ前に、次の手順で簡単に対処できる場合があります:
- ステップ1:電源を切る
- 感電を防ぐため、作業前に必ずコンセントを抜きます。
- ステップ2:排水ホースを掃除する
- 細いワイヤーや掃除機、専用ポンプでホース内の詰まりを除去します。
- ステップ3:エアフィルターを洗浄する
- フィルターを取り外し、ぬるま湯で洗い、しっかり乾かしてから戻します。
- ステップ4:ドレンパンを確認する
- 汚れやヒビがないか確認し、軽い汚れは布で拭き取ります。破損している場合は交換しましょう。
- ステップ5:エアコンの水平設置を確認する
- 水平器を使って設置角度を確認し、必要なら調整します。
水漏れを防ぐための日常的な対策
再発を防ぐには、以下のような日常的なメンテナンスが効果的です:
- フィルターは2週間に1回の掃除が理想的
- 冷房シーズン前に点検を行う(ホース、パン、フィルター)
- 使用後はしっかり乾燥させてからカバーをかける
- 湿度が高い日は除湿モードを活用する
- 年に1回はプロによる分解洗浄を依頼する
実はエアコンが原因でない場合も
水漏れと思っていても、実は別の原因であることもあります:
- 冷たい壁に結露が発生しているだけ
- 近くの洗濯機や水道管からの漏水
- 水滴音がしても実際には正常な運転音
チェックリストで簡単点検
以下のリストを使えば、1分で状況を把握できます:
- 排水ホースは詰まっていないか?
- フィルターは汚れていないか?
- ドレンパンは割れていないか?
- 室内機は水平に設置されているか?
- 他の水源(洗濯機・配管など)はないか?
- それでもダメなら専門業者に相談
まとめ
エアコンの水漏れは焦る問題ですが、意外にも簡単な原因がほとんどです。日常的な掃除と点検をするだけで、多くのトラブルを未然に防ぐことができます。早めの対処で、快適な夏を過ごしましょう。